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TOB、MBO、合併などの記事 (1/21)

ユニゾHD(3258)の上限付きTOB(敵対的?)

ユニゾHDが、エイチアイエス(9603)に上限付きTOB
すると7月10日に発表されました。まとめておきます。
これはいわゆる敵対的TOBにあたると思われます。

TOB実施期間 2019年7月11日(木)から2019年8月23日(金)まで(30営業日)
応募するための最終買付日 8月21日(水)←1日遅くなる
決済の開始日 8月30日(金)
価格 3,100円
上限 13,759,700株
下限 なし

応募契約 なし
本公開買付けに対する意見はこれから

公開買い付け代理人
エイチエス証券(個人的には初めて)

発行済み株式総数 34,220,300株(自己株式除く)

エイチアイエスの持ち分 1,639,500株

応募可能株式 32,580,800株

敵対的であるという事を考慮して
10,805,003株←国内法人(金融機関・証券会社除く)
は応募しないのではないかと、ざっくり推計。

残り 21,775,797株
内訳は
証券会社 1,642,730株(応募率40%) 657,092株
外国人 5,906,115株(応募率95%) 5,610,809株
金融機関 6,200,000株(応募率20%) 1,240,000株
個人等 9,666,407株(応募率70%) 6,766,484株

で、考えてみました。 以上、応募推定株式が14,274,385株

〇敵対的と思われる事
〇公開買い付け代理人がエイチ・エス証券
以上、応募減少要因。

〇プレミアム多め
以上、応募増加要因

応募想定株数 14,274,385株
推定当選率   96.4%

3,100円×0.964=2988.4円(当選分理論価格)
落選後推定株価1,990円(保守的にTOB発表前終値)
1,990円×0.036=71.6円(落選分理論価格)

2988.4円+71.6円=3060円(推定理論価格)

計算してみると、めちゃ当選率高そうな気がします。
国内法人の応募率をゼロにするのはやりすぎな気がして
(例えば単に株式投資してる中小法人とかもいるので)
このあたりが10%あるとすると
1,080,500株追加になり、応募総数が「15,354,885株」
当選率が「89.6%」
3,100円×0.896=2777.6円
1,990円×0.104=207円
2777.6円+207円=「2984.6円」

これぐらいの方がまとめとしてはすっきりする感じです。
PTSでも3,000円ぐらいが中心で推移してる感じですね。

テクノアソシエ(8249)の上限付きTOB

テクノアソシエが、住友電気工業(5802)に上限付きTOBされる予定
と5月10日発表されました。まとめておきたいと思います。

TOB実施期間 2019年8月に公開買付け予定(TOB期間20営業日予定)
応募するための最終買付日 未定
決済の開始日 未定
価格 1,380円
上限 2,734,100株
下限 なし

応募契約 なし
本公開買付けに賛同意見。

公開買い付け代理人
大和証券(予定)

発行済み株式総数 20,036,400株
自己株式       1,387,443株

住友電工の持ち分 6,761,126株

応募可能株式 11,887,831株

テクノアソシエ共栄会 1,756,731株
テクノアソシエ従業員持株会 421,466株
日本トレクス株式会社 276,000株
興津商事株式会社 264,815株
あたりは応募しない前提で試算
(あまり創業家的な株主はいないもよう)

その他応募可能株主が50%の確率で応募すると仮定

〇プレミアム少な目
〇そもそも浮動株少な目
以上、応募減少要因。

〇外国人持ち株比率多め(17%)
以上、応募増加要因(と考えます、義理がないので)

9,168,819株×0.50=4,584,410株

応募想定株数 4,584,410株
推定当選率     59.6%

1,380円×0.596=822.5円(当選分理論価格)
落選後推定株価1,147円(5月10日終値)
1,147円×0.404=463.4円(落選分理論価格)

822.5円+463.4円=1285.9円(推定理論価格)

こんなんでました。
8月実施予定という事を考えると、3~5%ぐらいはディスカウント
されそうで、1230円ぐらいが理論価格な気がします。

オリジナル設計(4642)の自己株式TOB

すでに終了した案件ですが、過去事例として残しておこうと思い
まとめておきます。

オリジナル設計が、自己株の公開買い付けを2018年11月5日に
発表しております。

TOB実施期間 2018年12月6日(木)から2019年1月24日(水)まで
(30営業日、長い)
応募するための最終買付日 1月21日(月)
決済の開始日 2月18日(月) 
価格 1,000円
上限 1,000,000株
下限 なし

応募契約 なし

公開買い付け代理人
岡三証券(珍しい)

発行済み株式総数 7,796,800株
自己株式      1,055,465株

東京スペックス 2,023,535株(創業家)←TOB終了後の数字

応募可能株式 4,717,800株

大関淑子氏 550,000株
高島昭俊氏 140,000株
あたりは応募しなさそうと見えるが(経営陣にはいない模様)

このお二方を控除したうえで、その他応募可能株主が40%の
確率で応募すると仮定

〇プレミアムかなり少な目(直前に謎上げした分もあるが)
〇上場維持前提の自己株取得
〇公開買い付け代理人が岡三証券
以上、応募減少要因。

4,027,800株×0.40=1,611,120株

応募想定株数 1,611,120株
推定当選率     62.1%

1000円×0.621=621.0円(当選分理論価格)
落選後推定株価850円(直前に下げと、謎上げがあり難しい)
850円×0.379=322.2円(落選分理論価格)

621.0円+322.2円=943.2円(推定理論価格)

こんなんでました。
事後更新なんで、タラればぽくはなりますが
クリスマス前後の急落は、こういうのにかまう余裕がなくなり
チャンスではあった感じですね。
締め切り前にTOB価格を抜くシーンがありそこで降りちゃうと
いうか、クローズできましたね。

結果の数字としては79.9%となりました。
直前に株価上がったので、取りやめた人がいる反面
そのままでいいや~というものぐさな方も一定数いたようです。

ザラバで勝てないので、こういう案件のチャンス拾いたいところです。

ネットイヤーG(3622)の上限下限付きTOB

ネットイヤーGがNTTデータ(9613)に上限下限付き
TOBされる事が2/5に発表されました。まとめておこうと思います。

TOB実施期間 2月6日(水)から3月6日(水)まで(20営業日、短い)
応募するための最終買付日 3月1日(金)
決済の開始日 3月13日(水) 
価格 850円
上限 4,618,200株(2/19訂正済み)
下限 2,130,200株
TOBに賛同意見 応募は株主の判断に委ねる

応募契約 2,130,200株(コニカミノルタ)

公開買い付け代理人
大和証券

発行済み株式総数 6,997,300株(多少前後するかも)

公開買い付け者の持ち株 なし

石黒不二代氏 474,200株(社長)
佐々木裕彦氏 170,000株(取締役)

特別利害関係者と思われる持ち株 以上644,200株

応募契約以外のその他応募可能株数 4,867,100株
残り当選可能枠               2,068,100株
(変更前上限で利害関係者の株式控除せずが前提)

その他応募可能株主が70%の確率で応募すると仮定
〇プレミアム多め
〇金融機関の持ち株少なめ
以上、応募増加要因。

4,867,100株×0.70=3,406,970株

応募想定株数 5,537,170株(応募契約を加算)
推定当選率     83.4%

850円×0.834=708.9円(当選分理論価格)
落選後推定株価416円(2/5終値に無難にしてます)
416円×0.166=69.1円(落選分理論価格)

708.9円+69.1円=778.0円(推定理論価格)

こんなんでました。
NTTデータが子会社化することでの効果もありそうで
落選株価は保守的だとは思います。
最低限の目安を考えておくのは大事かなということで。

デサント(8114)の敵対的TOB(上限付き)

伊藤忠(8001)(名義はBSインベストメント)
がデサントに対して敵対的TOBを実施しております。
この案件は1月31日に発表されております。

いろいろまとめておこうと思います。

TOB実施期間 2019年1月31日(木)から3月14日(木)まで(30営業日)長い
応募するための最終買付日 3月11日(月)
決済の開始日 3月22日(金)←3月配当優待権利取りに間に合う。
価格 2,800円
上限 7,210,000株
下限 なし

公開買い付け代理人 野村證券(野村ネット&コールでも可)

発行済み株式 76,924,176株
自己株式     1,515,767株

伊藤忠の持ち分 22,954,300株(応募しない株式)

石本記念デサントスポーツ財団 1,652,743株(応募しないと思われる)
石本和之氏 1,600,598株(応募しないと思われる)
デサント共栄会 1,429,932株(応募しないと思われる)
石本雅敏氏 932,000株(応募しないと思われる)
その他現任取締役の持ち株 111,800株
(伊藤忠出身者を除く、応募しないと思われる)

その他株式 46,722,036株(応募可能性のある株式)

帝人フロンティア 2,034,000株(取引先)
東洋紡STC    1,594,791株(取引先)
安踏(ANTA)   5,384,692株(取引先)発行済み総数の7%で計算。
(注、日経報道)→デサント商品を中国で販売する中国スポーツ用品
大手の「安踏(ANTA)」はデサント株を約7%保有するが
関係者によるとANTAもデサントの中国事業強化を望んでいる
といい、伊藤忠と協力関係を築く可能性がある。

このあたりは普通に考えて応募しないと思われます。敵対的である限り。

とすると残りは「37,705,553株」まず数字だけ羅列します。
残り株主の50%が応募 38.2%買い取り
残り株主の40%が応募 47.8%買い取り
残り株主の30%が応募 63.7%買い取り
残り株主の20%が応募 95.6%買い取り

ハズレ券がTOB発表前の1,871円で売れると考えた場合の損益分岐点
50%応募、38.2%買い取りの場合 2225.8円
40%応募、47.8%買い取りの場合 2315.0円
30%応募、63.7%買い取りの場合 2462.7円
20%応募、95.6%買い取りの場合 2759.1円

揉めてるから、ハズレ券は2,000円ぐらいでは売れるんじゃね?想定
50%応募、38.2%買い取りの場合 2305.6円
40%応募、47.8%買い取りの場合 2382.4円
30%応募、63.7%買い取りの場合 2509.6円(個人的にはこのあたりかなと?)
20%応募、95.6%買い取りの場合 2764.8円

2月9日の終値からすると、対抗TOB等なし、敵対的なまま〆切へ
の前提だと、30%応募、63.7%買い取り、ハズレ券2000円ちょいぐらい
の時価ですかね。

何もこの先ないけど、どろどろしたまま〆切へというのがメインシナリオ
実務的にはやっぱ5%ぐらいは欲しいので、2400円ぐらいがあれば
まずまずのポジションになるかも?

ただかなり想定される振れ幅が大きく
(たとえば対抗措置取れば株価は上がるでしょうし
もしデサントがTOBに賛成すれば株価は下がるでしょう)
難しい案件であることは間違いないですね。
ゆえにハイリスク・ハイリターンと考えます。

<3/18追記>
47.7%の当選率でした。
個人的には60%前後と思っていたので、やや低かった印象です。
敵対的という事と、期末が近いという事を評価し過ぎたのかもしれません。
野村證券は応募しやすいので、集まりやすいというのもありますね。

個人的には2620円で手仕舞いしてしまいました。
これで十分だろと価格に負けてしまった感じです。

2450円ぐらいではいくらでも買えたと思うので
2800円×0.477=1335.6円
2491円×0.523=1302.8円
「2638.4円」となり「7.7%」ぐらいのパフォーマンスと良案件でした。
もう少し安く買えたかもしれませんし、2491円は寄り値ですので
うまく立ち回ればもっと取れたかもしれませんね。

ただ、不確定要素が多すぎたので、たまたま結果が出ただけと
いう面もあるかもしれません。
実際に当選率も、ハズレ券価格も想定よりハズレておりますし・・・
「応募すればなんとかなる!?」