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TOB、MBO、合併などの記事 (1/21)

オリジナル設計(4642)の自己株式TOB

すでに終了した案件ですが、過去事例として残しておこうと思い
まとめておきます。

オリジナル設計が、自己株の公開買い付けを2018年11月5日に
発表しております。

TOB実施期間 2018年12月6日(木)から2019年1月24日(水)まで
(30営業日、長い)
応募するための最終買付日 1月21日(月)
決済の開始日 2月18日(月) 
価格 1,000円
上限 1,000,000株
下限 なし

応募契約 なし

公開買い付け代理人
岡三証券(珍しい)

発行済み株式総数 7,796,800株
自己株式      1,055,465株

東京スペックス 2,023,535株(創業家)←TOB終了後の数字

応募可能株式 4,717,800株

大関淑子氏 550,000株
高島昭俊氏 140,000株
あたりは応募しなさそうと見えるが(経営陣にはいない模様)

このお二方を控除したうえで、その他応募可能株主が40%の
確率で応募すると仮定

〇プレミアムかなり少な目(直前に謎上げした分もあるが)
〇上場維持前提の自己株取得
〇公開買い付け代理人が岡三証券
以上、応募減少要因。

4,027,800株×0.40=1,611,120株

応募想定株数 1,611,120株
推定当選率     62.1%

1000円×0.621=621.0円(当選分理論価格)
落選後推定株価850円(直前に下げと、謎上げがあり難しい)
850円×0.379=322.2円(落選分理論価格)

621.0円+322.2円=943.2円(推定理論価格)

こんなんでました。
事後更新なんで、タラればぽくはなりますが
クリスマス前後の急落は、こういうのにかまう余裕がなくなり
チャンスではあった感じですね。
締め切り前にTOB価格を抜くシーンがありそこで降りちゃうと
いうか、クローズできましたね。

結果の数字としては79.9%となりました。
直前に株価上がったので、取りやめた人がいる反面
そのままでいいや~というものぐさな方も一定数いたようです。

ザラバで勝てないので、こういう案件のチャンス拾いたいところです。

ネットイヤーG(3622)の上限下限付きTOB

ネットイヤーGがNTTデータ(9613)に上限下限付き
TOBされる事が2/5に発表されました。まとめておこうと思います。

TOB実施期間 2月6日(水)から3月6日(水)まで(20営業日、短い)
応募するための最終買付日 3月1日(金)
決済の開始日 3月13日(水) 
価格 850円
上限 4,618,200株(2/19訂正済み)
下限 2,130,200株
TOBに賛同意見 応募は株主の判断に委ねる

応募契約 2,130,200株(コニカミノルタ)

公開買い付け代理人
大和証券

発行済み株式総数 6,997,300株(多少前後するかも)

公開買い付け者の持ち株 なし

石黒不二代氏 474,200株(社長)
佐々木裕彦氏 170,000株(取締役)

特別利害関係者と思われる持ち株 以上644,200株

応募契約以外のその他応募可能株数 4,867,100株
残り当選可能枠               2,068,100株
(変更前上限で利害関係者の株式控除せずが前提)

その他応募可能株主が70%の確率で応募すると仮定
〇プレミアム多め
〇金融機関の持ち株少なめ
以上、応募増加要因。

4,867,100株×0.70=3,406,970株

応募想定株数 5,537,170株(応募契約を加算)
推定当選率     83.4%

850円×0.834=708.9円(当選分理論価格)
落選後推定株価416円(2/5終値に無難にしてます)
416円×0.166=69.1円(落選分理論価格)

708.9円+69.1円=778.0円(推定理論価格)

こんなんでました。
NTTデータが子会社化することでの効果もありそうで
落選株価は保守的だとは思います。
最低限の目安を考えておくのは大事かなということで。

デサント(8114)の敵対的TOB(上限付き)

伊藤忠(8001)(名義はBSインベストメント)
がデサントに対して敵対的TOBを実施しております。
この案件は1月31日に発表されております。

いろいろまとめておこうと思います。

TOB実施期間 2019年1月31日(木)から3月14日(木)まで(30営業日)長い
応募するための最終買付日 3月11日(月)
決済の開始日 3月22日(金)←3月配当優待権利取りに間に合う。
価格 2,800円
上限 7,210,000株
下限 なし

公開買い付け代理人 野村證券(野村ネット&コールでも可)

発行済み株式 76,924,176株
自己株式     1,515,767株

伊藤忠の持ち分 22,954,300株(応募しない株式)

石本記念デサントスポーツ財団 1,652,743株(応募しないと思われる)
石本和之氏 1,600,598株(応募しないと思われる)
デサント共栄会 1,429,932株(応募しないと思われる)
石本雅敏氏 932,000株(応募しないと思われる)
その他現任取締役の持ち株 111,800株
(伊藤忠出身者を除く、応募しないと思われる)

その他株式 46,722,036株(応募可能性のある株式)

帝人フロンティア 2,034,000株(取引先)
東洋紡STC    1,594,791株(取引先)
安踏(ANTA)   5,384,692株(取引先)発行済み総数の7%で計算。
(注、日経報道)→デサント商品を中国で販売する中国スポーツ用品
大手の「安踏(ANTA)」はデサント株を約7%保有するが
関係者によるとANTAもデサントの中国事業強化を望んでいる
といい、伊藤忠と協力関係を築く可能性がある。

このあたりは普通に考えて応募しないと思われます。敵対的である限り。

とすると残りは「37,705,553株」まず数字だけ羅列します。
残り株主の50%が応募 38.2%買い取り
残り株主の40%が応募 47.8%買い取り
残り株主の30%が応募 63.7%買い取り
残り株主の20%が応募 95.6%買い取り

ハズレ券がTOB発表前の1,871円で売れると考えた場合の損益分岐点
50%応募、38.2%買い取りの場合 2225.8円
40%応募、47.8%買い取りの場合 2315.0円
30%応募、63.7%買い取りの場合 2462.7円
20%応募、95.6%買い取りの場合 2759.1円

揉めてるから、ハズレ券は2,000円ぐらいでは売れるんじゃね?想定
50%応募、38.2%買い取りの場合 2305.6円
40%応募、47.8%買い取りの場合 2382.4円
30%応募、63.7%買い取りの場合 2509.6円(個人的にはこのあたりかなと?)
20%応募、95.6%買い取りの場合 2764.8円

2月9日の終値からすると、対抗TOB等なし、敵対的なまま〆切へ
の前提だと、30%応募、63.7%買い取り、ハズレ券2000円ちょいぐらい
の時価ですかね。

何もこの先ないけど、どろどろしたまま〆切へというのがメインシナリオ
実務的にはやっぱ5%ぐらいは欲しいので、2400円ぐらいがあれば
まずまずのポジションになるかも?

ただかなり想定される振れ幅が大きく
(たとえば対抗措置取れば株価は上がるでしょうし
もしデサントがTOBに賛成すれば株価は下がるでしょう)
難しい案件であることは間違いないですね。
ゆえにハイリスク・ハイリターンと考えます。

<3/18追記>
47.7%の当選率でした。
個人的には60%前後と思っていたので、やや低かった印象です。
敵対的という事と、期末が近いという事を評価し過ぎたのかもしれません。
野村證券は応募しやすいので、集まりやすいというのもありますね。

個人的には2620円で手仕舞いしてしまいました。
これで十分だろと価格に負けてしまった感じです。

2450円ぐらいではいくらでも買えたと思うので
2800円×0.477=1335.6円
2491円×0.523=1302.8円
「2638.4円」となり「7.7%」ぐらいのパフォーマンスと良案件でした。
もう少し安く買えたかもしれませんし、2491円は寄り値ですので
うまく立ち回ればもっと取れたかもしれませんね。

ただ、不確定要素が多すぎたので、たまたま結果が出ただけと
いう面もあるかもしれません。
実際に当選率も、ハズレ券価格も想定よりハズレておりますし・・・
「応募すればなんとかなる!?」

新明和工業(7224)の自己株TOB

新明和工業が1月21日に自社株TOBを発表しました。
いろいろ理由は書いてありますが、村上ファンドのEXITに
答える形というか、追い出しというか・・・w

TOB実施期間 2019年1月22日(火)から2月19日(火)まで(20営業日)短め
応募するための最終買付日 2月14日(木)
決済の開始日 3月13日(水)←通常のTOBより遅いので注意
価格 1,500円
上限 26,666,600株
下限 なし

応募契約 なし(書面での正式なものは)
村上ファンドの持ち分 22,882,900株(応募の意向はあり)

残りの買い取り枠 3,783,700株

公開買い付け代理人
SMBC日興証券

今日の株価としては2%ぐらいのディスカウントで推移してますね。
もし村上ファンドが全数応募したとしても、残りの買い取り枠が
普段の出来高の10日分ぐらいはあるので、よほど株価が下がらない
限りは全数買い取りの可能性は高いかなと思います。
ただ、先日のSOUよりは応募は増える可能性が高いです。
反面、村上ファンドが100%応募するとも限りませんが。

ただこの銘柄も
「本公開買付けに応募して交付を受ける金銭の額が、当社の資本金等の額
(連結法人の場合には連結個別資本金等の額)のうちその交付の基因と
なった株式に対応する部分の金額を超過する場合は、当該超過部分の
金額は配当所得とみなして課税されます。」
というみなし配当課税の部分が出そうです。
先日のSOU(7224)に比べたら微々たるものと推測されるので
そんなにディスカウントは広がることはないのでは?と考えます。

こちらも一応まとめました。
個人的には思ったよりサヤ出たな~と思いました。
何か見逃してる点、あるいはザラバで処分しようという意向がある
など考えられるかもしれません。

SOU(9270)の自己株TOB

SOUが1月11日に自社株TOBを発表しました。
よくあるディスカウントTOBなのですが、時価はその価格を
下回っているということで、興味が出ましたという感じです。
まとめておこうと思います。

TOB実施期間 2019年1月15日(火)から2月12日(火)まで(20営業日)短め
応募するための最終買付日 2月6日(水)
決済の開始日 3月6日(水)←通常よりかなり遅い 
価格 5,600円
上限 215,000株
下限 なし

応募契約 179,000株
残りの買い取り枠 36,000株

公開買い付け代理人
SMBC日興証券

TOB価格を時価が下回らなければ、応募もないし
うちらみたいな投資家がポジることもないかと思われます。
36,000株という残りの枠は、少ないけど、この会社の流動性から
するとまあほどほどというか・・・

問題は
「本公開買付けに応募して交付を受ける金銭の額が、当社の資本金等の額
(連結法人の場合には連結個別資本金等の額)のうちその交付の基因と
なった株式に対応する部分の金額を超過する場合は、当該超過部分の
金額は配当所得とみなして課税されます。」
というみなし配当課税ですね。
この会社は資本が少ないので、かなりの額がみなし配当課税に
なると思います。ということでかなり手取りが少なくなります。
そういうこともあり、時価は安いのもありそうです。

一応まとめました。
下で買ってザラ場で売れればベストだけど
売れなければ応募して、拘束されまくりって感じですね。
たぶん、買い取りの方でずっこけることは考えにくいとは思うのですが・・・